コンラッドのワイン作りは1996年にニュージーランドのマールボロでソーヴィニヨン・ブランの栽培から始まりました。コンラッド ヘンクストラとシグラン夫妻はオーストラリアとニュージーランドで家具のビジネスで成功を収めていましたが、自然に囲まれた且つ刺激的なビジネスを求めて旅をしていました。
そして出会ったのがマールボロのソーヴィニヨン・ブランです。
劇的な出会いはあったもののそれはまさに開拓の歴史でした。
羊の放牧にしか使われてない土地を24ヘクタールも購入したのです。
当初は試行錯誤の連続でしたが、着実にブランドを築いてきました。
ドイツ生まれのドイツ人気質を持つコンラッドは品質を最も重要と考え「最高の肥料は生産者が汗を流して働くことだ。」と信じて疑いません。
コンラッドのソーヴィニヨン・ブランは有機栽培のワインとして数多くの賞を受賞しています。
良質なワインを届ける
「もの作りサポーター」
英和商事は2017年に新規事業としてワイン輸入販売を開始した、小さな企業です。
創業は1995年。以来、シート総合製品の企画・営業・販売をトータルに行う専門商社として、信頼する製造委託パートナー会社と組み、実績を積み重ねて参りました。
シート製品とワイン。一見、相通ずるところがないように見える二つの事業。
しかし弊社の取り組みへの姿勢は、同じです。
我々は常に、もの作りの現場や担い手に対するリスペクトを持って業務に取り組んでおります。
また、「くらしに密着」した良いものを作り手から必要とされるお客さまに届けることに加え、永続的なもの作りができる環境整備のお手伝いをすることも、弊社の使命だと考えています。
ニュージーランド、イタリア、チリ。
国は違えど、さまざまなご縁で出逢った生産者たちの珠玉の味わいと、それを造る環境に真摯に向き合う姿勢を、英和商事は「もの作りサポーター」として、ワインを愛する日本のみなさまにお伝えします。
New Zealand Wineニュージーランドワイン
ニュージーランドは新世界のワインとして近年は注目を集めています。ソーヴィニヨン・ブランは1980年代後半にピノ・ノワールは1990年代末から栽培が始まりました。
新興国のワインらしく全ボトルワインの99%以上がスクリューキャップを採用し定着しています。
Winery
Konrad
- NEW ZEALAND (Marlborough)
- http://www.konradwines.co.nz/
Giesen
- NEW ZEALAND (Marlborough)
ギーセン三兄弟(テオ、アレックス、マルセル)が経営するワイナリー。1980年代、テオとアレックスが世界旅行をしている際、ニュージーランドのワイン産業に伸びしろがあることを発見しました。1981年に畑を購入しブドウ栽培を開始。土地と未来の子どもたちに対する想いからオーガニックにこだわった栽培方法を選択。廃棄物のリサイクルにも力を入れており、ブドウの搾りかすや種、古い樽やワインボトルもリサイクルしながらワイン造りを行っています。
Ara Wines
- NEW ZEALAND (Marlborough)
ニュージーランド・マールボロに位置する1999年設立のワイナリー。辺りの土地がかつて先住民のマオリ族によって守られていたことから、マオリ族の価値観や生活を重んじており、マオリ族のように"土地と調和して"ワイン造りを行っています。『優れたワインを作る第一条件は素晴らしい果物があることである』という考えから、土壌や地球環境を守る栽培方法を選択。栽培から醸造までの全工程で植物由来の素材を使用しており、ワインは全てイギリスベジタリアン協会に認められたヴィーガン・フレンドリーワインです。
Italian Wineイタリアンワイン
ワイン生産量が世界一であるイタリアは、各地に昔から根付いて栽培されている土着品種が数千種類といわれ、政府が公認しているものだけでも400種類以上に
も及びます。イタリアワインの特徴は、なんといってもその「多様性」でしょう。
Winery
Salvano
- Italy (Piemonte)
- http://salvano.com/
サルヴァーノの歴史は1930年代、イタリアのピエモンテ州にあるディアーノ・ダルバから始まります。
アンジェロ サルヴァーノ氏が創業し息子のサヴェリオ サルヴァーノ氏が父のビジョンと固い意志を引き継ぎサルヴァーノワインの地位を築きます。
バローロは「ワインの王様」としてDOGC規格のワインの中でも最上級の評価を得ており、また、バルバレスコは「ワインの女王」と呼ばれています。
バローロに並ぶ長期熟成のイタリア最高級の赤ワインです。豊かで調和的な味わいがあります。
Santavinea
- ITALIA (Firenze)
- http://www.santavinea.com/
サンタヴィネアは2010年にマリオ ポリとアンナ サントゥッチ夫妻によって設立されました。
サンタヴィネアは「ワインはその地に最も忠実に表現しなければならない。」という強い信念を持っています。ワインを作る全ての工程において、そしてブドウ園からワインの貯蔵室に至るまで、伝統と長年の研究開発へのリスペクトが表れています。
まさに本場イタリアのワインを醸造する環境が整っているのです。
ご提供しているキャンティ クラッシコ リゼルヴァは2000年以上のブドウ栽培の歴史があるトスカーナ地方で生産されています。
「キャンティ」の生産地としてあまりにも有名ですが、品質の低いキャンティも流通されるようになりました。そこで生産者が本来のキャンティに戻そうと改善したのが「キャンティ クラッシコ」の始まりです。
Fontanassa
- ITALIA (Piemonte)
イタリア ピエモンテ州・南東に位置する家族経営のワイナリー。
16世紀からブドウが栽培されていたと言われる歴史的なこの地を、1921年に現経営者の曽祖父にあたるシトゥ ジェムが購入し、ワイン造りを始めました。
『人の手』でワインを造ることが、ブドウの成長、伝統、歴史、この地域にとって大切なことだと考えており、収穫はひとつひとつ状態を確認しながら手作業で行います。
自然で伝統的、かつ環境に優しい醸造方法にこだわっています。
Fratelli Vogadori
- ITALIA (Veneto)
アマローネワインの誕生地であるイタリア ヴェネト州に位置するワイナリー。
三世代に渡る家族経営で、現在は3兄弟が経営しています。
彼らはワイン造りにおいて『環境への敬意』が最も大切だと考えており、化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しません。
畑は手作業。収穫は手収穫。自然まかせのアパッシメント。天然酵母による発酵。長期の樽熟成。
これが、フラテッリ・ヴォガドリが代々受け継いでいる伝統的な醸造スタイルです。
Isola Augusta
- ITALIA (Friuli Venezia Giulia)
イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州に位置し、『環境保護×ワイン造り』のパイオニアとも言えるワイナリー。
1959年の設立時から環境保護に力を入れており、1990年代にはすでに地熱エネルギーやソーラーパネルを取り入れたブドウ栽培、ワイナリー運営を行っていた。
まさにパイオニアとも言える環境への情熱的な働きかけは、2021年開催のCOP26でも高く評価され、『サステイナビリティのモデルワイナリー』として紹介されました。
Chilean Wineチリワイン
今やワインの原産国として広く認知されているチリ。とくに近年注目を集めているのが、プレミアムチリワインです。
トップワインメーカーが、1ミリの妥協もせず仕込んだラグジュアリーなワインは垂涎ものです。
Winery
Viña Casa Marin
- CHILE (Aconcagua)
- https://casamarin.cl/home/
チリ初の女性ワイナリーオーナーであるマリア・ルス・マリンが、サン・アントニオ・ヴァレーに設立した家族経営のワイナリー。
自身が生まれ育ったロ・アバルカにワイナリーを設立したいという夢を持っていたマリア・ルス・マリンは、2000年、同僚や専門家の反対を押し切り、自らの強い信念のもと地域初となるブドウの木を植えました。太平洋からわずか4kmに位置する非常に冷涼な地域でしたが、彼女の優れた洞察力と強い意志により、冷涼なユーカリの森は2018年に「D.O.ロ・アバルカ」として認定される素晴らしい産地となりました。
Viña Morandé
- CHILE (Aconcagua)
- https://www.morande.cl/web/
1982年、パブロ・モランデはカサブランカ・ヴァレーで初となるブドウ畑を拓きました。
「高品質なブドウを栽培するチリ初の冷涼地」として注目を浴び、1996年にビニャ・モランデを設立。現在では、チリの主要なワイン産地のひとつとなっています。
パブロ・モランデの開拓者精神はワイン作りにも強く反映されています。「未だ発見されていないチリの宝石(テロワール)に光を当てる」として、醸造家たちの遊び心を表現したアドベンチャーラインのワインは、チリワインの豊かさと秘められたポテンシャルの高さを物語っています。
Viña i
- CHILE (Central Valley)
- https://vinai.cl/
2007年、イレーネ・パイバが家族とともに設立したワイナリー。
イレーネ・パイバは、ビニャ・エラスリスをはじめとする数々のワイナリーで醸造マネージャーやアドバイザーを務め、これまでに大きな功績をおさめてきました。
現在は、培った知識と経験を活かし、家族とともに小さなワイナリーを経営しています。息子たちとともに建てたワイナリーで、ブドウを栽培し、醸造・販売のすべてを自分たちの手で行っています。ワインはサステイナブルかつ自然に任せたナチュラルな造り方にこだわっています。
Educatorコメント監修
紫貴あき / Shidaka Aki (コメント監修)
J.S.A.認定ソムリエ・エクセレンス
A.S.I.認定国際ソムリエ
WSET ® Level4 Diploma
WSET ® Internal Assessor
WSET® Certified Educator
Court de Master Sommelier Certified
米国ワインエデュケータ協会認定CWE
2008年 オーストリアコンクール金賞
2010年 WSET®スカラシップ受賞
2016年 J.S.A.ワインアドバイザーコンクール優勝
2018年 第2回ボルドー&ボルドー・スーペリュール・コンクール3位
2021年 第1回ルイナールチャレンジ3位
CIVB公認ボルドーワイン講師
VIA認定イタリアンワイン・アンバサダー
チリワイン・マエストロ
大手ワイン専門輸入商社勤務後、アカデミー・デュ・ヴァン講師として登壇。
入門者を楽しませ、上級者をうならせる明快で密度の高いレッスンには、グローバルに学んだ本物の知識・技能がふんだんに生かされている。
各種メディアでもワインの魅力を伝える活動を積極的に展開している。